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青年部主催透析勉強会報告書

        
       青年部主催透析勉強会報告書


  
日 時 平成30年3月11日(日)
場 所 岐阜県立図書館 研修室1
参加者 28名(うち青年部8名)


     3月11日(日)に岐阜県図書館研修室において青年部主催の
   透析勉強会が開催されました。演題は「DWと体重管理 シャント
   管理について」講師は、木沢記念病院 透析看護認定看護師
   井上淳先生でした。

     まずはドライウエイトと除水の関係についてのお話で、ドライウ
   エイトが甘いとき、きつい時にどんな症状が出るかや透析低血圧
   に注意すべきという話がありました。体内の水分移動を図を使っ
   てわかりやすく説明していただき、どうして過除水の時に血圧が
   下がるのかが理解できました。
     ドライウエイトを決める指標のひとつにX線検査がありますが
   、心臓のむくみ具合がわかるCP角というのは初めて知りました。
     つづいてシャント管理のお話で、全体としてはバスキュラーアク
   セスと呼ばれ、その中に内シャントやカテーテル、人工血管グラフ
   トが含まれるということでした。シャントトラブルについては、シャ
   ント音をよく聞き、狭窄があるとヒューヒューと高い音がするそうで
   す。 狭窄がある状態で脱水や低血圧があるとシャント閉塞の危
   険があるという話でした。また、手の方へ血が逆流する静脈高血
   圧症や、逆のスチール症候群についても聞きました。
   感染などシャント合併症を予防するために、毎日シャントを観察
   しシャント音とスリルを確認することが大事だと学びました。

     質疑応答では、日頃気になってる自分の心胸比のことやシャ
   ントの質問がでました。今回の勉強会は基本的な話でしたが、
   たいへんわかりやすい説明でためになりました。


 
木沢記念病院
透析看護認定看護師
井上淳先生

       勉強会の様子