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岐腎協大矢正明顧問(新可児クリニック腎友会)が
県内2大学で透析授業協力



  岐腎協大矢正明顧問(新可児クリニック腎友会)が

                県内2大学で透析授業協力

 

岐腎協大矢正明顧問(新可児クリニック腎友会)が11月に県内2大学で透析に関する授業に協力して、透析患者の実態、自己管理、思いなどを講義しました。

 

 1日(木)2日(金)には東海学院大学(各務原市)の管理栄養士科の3年生約20名ずつのクラスを担当し、将来管理栄養士をめざす学生さんたちに、人工透析患者にとって日々の生活の中でいかに食生活、とりわけ塩分、カリウム、リンなどに注意した自己管理が大切であるか、またそれを指導する管理栄養士の果たす役割が最も重要であるかなどの実例を示しながら60分間講義しました。

 また8日(木)には岐阜県立看護大学で、1年生約80名に対して「成熟期看護方法」の授業の一環として、人工透析になった原因、特に教師生活のなかでの過労、ストレスをためた仕事の話。独身生活での食事の管理の困難さなどを語りました。また透析生活の入ってからの自己管理の大切なこと、世界に冠たる日本の透析医療、医療費制度、福祉制度のおかげで透析患者は生かされていることに感謝すべきであること。さらに岐阜県の患者会である「NPO法人岐阜県腎臓病協議会」の活動として「これ以上透析患者が増加しないように」腎臓病の早期発見早期治療の啓発活動をしていること。さらに「腎臓移植が普及するよう」になどの社会貢献活動を行っていることなどを話しました.

 どちらの大学の学生さんに対しても、以下のことばを授業の結びとして述べました。

 

  自分にとって透析とは、生きるため、命を繋ぐための仕事であり、     その報酬は命である。

  生かされていることに感謝し、今ある命を一日一日大切に、生き
  抜きたい。




東海学院大学で講義中の大矢顧問
11月1日、2日


 岐阜県立看護大学での授業の様子
11月8日